【深まる冷え】なぜ「足首・ふくらはぎ」を温めると全身が楽になるのか?解剖学で解説
皆さん、こんにちは!整体院BLUE MOONの菊池です。
秋が深まり、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。この時期になると、「手足が冷たい」「なかなか寝付けない」「全身がだるい」といった冷えにまつわる不調を感じる方が増えてきます。
冷え対策というと、厚着をしたり、温かい飲み物を飲んだりしますが、実は、体の「ある場所」をケアするだけで、全身の血行が劇的に改善することをご存知ですか?
今回は、整体師の視点から、なぜ「足首・ふくらはぎ」を温めたりケアしたりすると、全身が楽になるのかを、解剖学的なメカニズムで徹底解説します。
「冷えの入り口」と「第二の心臓」の真実
秋の深まりと共に冷えが真っ先にやってくるのは、心臓から最も遠い「足首」と「ふくらはぎ」です。この場所こそが、冷えと全身の血行にとって非常に重要なカギを握っています。
1. 足首には重要な血管と神経が集中している
足首は、体の上半身と下半身をつなぐ重要な血管や神経が皮膚の表面近くを通っています。
秋の冷たい空気に直接さらされると、これらの血管が収縮し、まず血流が大幅にダウンします。この冷えた血液が全身を巡ることで、体温が奪われ、結果として全身の冷えに繋がってしまうのです。
2. ふくらはぎは「全身のポンプ」機能を持つ
ふくらはぎの筋肉は、「第二の心臓」とも呼ばれます。
心臓から押し出された血液を、重力に逆らって再び心臓へ押し戻すための、最も強力なポンプの役割を果たしているのが、ふくらはぎの筋肉です。
しかし、寒さで体が緊張したり、運動不足になったりすると、このふくらはぎの筋肉が硬くなり、ポンプ機能が著しく低下します。その結果、血流が悪化し、足元に老廃物と水分が溜まり、むくみと冷えがセットで悪化してしまうのです。
整体が「冷えやすい体質」を改善する理由
一時的に温めることも大切ですが、整体は、冷えやすい体の構造的な問題を根本から改善します。
- 足首の可動域を回復: 足首の関節や、ふくらはぎ・足裏の硬くなった筋肉を調整し、本来の柔軟な動きを取り戻します。これにより、血液やリンパ液の流れを妨げていた**「構造的な圧迫」**を解消します。
- ポンプ機能の効率化: 体の土台である骨盤や背骨の歪みを整えることで、ふくらはぎの筋肉が正しく使えるようになります。日常の歩行や立ち姿勢でポンプ機能が最大限に発揮され、血行の良い、冷えにくい体質へと変わっていきます。
最後に:温めるケアと整体のダブルアプローチ
秋から冬にかけての冷えと不調を乗り切るためには、以下のダブルアプローチが最も効果的です。
- 自宅でのケア: 湯船に浸かる、靴下やレッグウォーマーで足首を温める、簡単な足首回しを行う。
- 整体での根本ケア: 整体院BLUE MOONで、冷えの原因となっている足首・下腿の緊張と、全身の歪みをリセットする。
冷えを我慢せず、体の内側からポカポカと温かい状態を目指しましょう。長年の冷えやむくみでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。



