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腰痛と骨盤の解剖学 〜痛みの原因は「腸骨筋」かも?

【専門家が解説】腰痛と骨盤の解剖学
〜痛みの原因は「腸骨筋」かも?

皆さん、こんにちは!整体院BLUE MOONの菊池です。

腰痛に悩んでいる方はとても多いですが、その原因は「腰」だけにあるとは限りません。今回は、あまり知られていないけれど、腰痛と深く関わる筋肉**「腸骨筋(ちょうこつきん)」**に焦点を当て、その解剖学的な役割と腰痛の関係について解説します。

腸骨筋とは?

腸骨筋は、骨盤の奥深くに位置するインナーマッスル(深層筋)の一つです。骨盤の内側から始まり、太ももの骨(大腿骨)に付着しています。 この筋肉は、**「大腰筋(だいようきん)」という筋肉と合わさって「腸腰筋(ちょうようきん)」**を形成し、股関節を曲げる(脚を上げる)動作において中心的な役割を担っています。

腸骨筋が硬くなると何が起きる?

腸骨筋は、デスクワークで長時間座っていたり、運動不足になったりすると、硬くなりやすい筋肉です。この筋肉が硬く縮こまると、様々な問題を引き起こします。

  1. 骨盤の歪み: 硬くなった腸骨筋が骨盤を前に引っ張り、**反り腰(骨盤の前傾)**を引き起こします。これにより、腰椎(腰の骨)に過剰な負担がかかり、慢性的な腰痛につながります。
  2. 姿勢の悪化: 姿勢のバランスを取ろうと、腰や背中の筋肉が過剰に緊張し、猫背肩こりの原因になります。
  3. 血行不良: 腸骨筋が硬くなると、その周辺を通る血管や神経が圧迫され、冷えむくみの原因にもなりかねません。

腸骨筋を緩める簡単なストレッチ

腸骨筋を柔軟に保つことは、腰痛予防にとても効果的です。ここでは、自宅で簡単にできるストレッチを一つご紹介します。

  • やり方:
    1. 片膝を立て、もう片方の足を後ろに大きく引いて伸ばします。
    2. 背筋を伸ばし、上体をまっすぐに保ちます。
    3. 後ろに引いた足の付け根(股関節の前側)がじんわりと伸びているのを感じましょう。
    4. この状態で20〜30秒キープし、反対側も同様に行います。
  • ポイント: 腰を反らしすぎないように、お腹に軽く力を入れて姿勢を安定させましょう。

最後に

腰痛は、一見関係なさそうな体の奥深くにある筋肉が原因で起こることが多々あります。 整体院BLUE MOONでは、豊富な解剖学の知識に基づき、痛みの根本原因を丁寧に特定し、一人ひとりに合った施術を提供します。

「ストレッチだけではなかなか改善しない」「自分の痛みの原因を知りたい」という方は、ぜひ一度、私たちプロにご相談ください。

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